KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第二期 一新紀元  生活科『大きくなったわたしたち』の学習がスタート 2000.1.14 No.107 

 生活科の学習として、誕生から現在までの自分をふり返る学習を始めます。

 この学習のねらいは、次の3つです。

 

 ① 生まれてから今までの、自分の成長に気づくことができる。

 ② 自分や友だちの生い立ちを交流し合い、家族の自分に対する思いを知り合う中

  で、自分たちは、お互いに大切に育てられた、かけがえのない存在だということを

  知る。

 ③ 自分は、いろいろな人に支えられて成長してきたことに気づき、それらの人々

  に、感謝の気持ちを持つことができる。

 

 性教育的な内容も含んだ『命の教育・心の教育』とも言えるもので、大切にしたい教材です。

 

 指導計画は、次の通りです。

 

 1️⃣ 命の始まりと誕生

  ① 男の子と女の子のちがい

 ☆② 生まれた時の様子

☆2️⃣ 生まれて最初のプレゼント ー 命名 ー

 3️⃣ 赤ちゃんの頃の自分

  ① この赤ちゃんはだれでしょう

  ② 自分の赤ちゃん人形を作ってみよう

 ☆③ みんなが赤ちゃんだった頃

☆4️⃣ 小さい頃の自分と今の自分

 5️⃣ わたしの5大ニュース

 ☆① 生まれてから今までの5大ニュースの発表

  ② 成長記録として、アルバムなどにまとめる

 6️⃣ これからのわたし

 7️⃣ キラキラ大パーティー

 

 この学習は、「聞き取り」が重要です。

 上記した「計画」で、☆がついているところが、「聞き取り」などで、ご協力いただきたいところです。

 そして今日、1️⃣と2️⃣に関する聞き取りのプリントを子どもたちに渡しました。

 「おなかの中にいたとき、思っていたこと」や「生まれるときの様子」「命名」などを、インタビュー(取材)してくるものです。

 子どもたちが、たずねに行くと思います。

 子どもには、「自分の勉強でインタビューするんだから、相手の時間のあるときにするんだよ。」と、話しておきました。

 インタビューした内容を「書く」ことも大切な学習ですので、自分で書くようにさせてください。

 また、「赤ちゃんのころのもの」、例えばおもちゃや服など、もし残っていましたら、お貸し願えないでしょうか。

 赤ちゃんの頃(0〜1歳)の写真も、授業で使いたいと考えていますので、封筒等に入れて、子どもに持たせてください。

 お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

 

 年明け3学期の「重要学習」として、この「大きくなったわたしたち」の学習を位置づけていました。

 当時から私は、「命の学習・心の学習」を重視してきました。

 子どもたちに「生きる力、生き抜く力」をつけたいという、願いからです。

 「第一期」のところでも書いたと思いますが、この「性の学習」は、家族のことや、子どもたちが生まれたときのことなどを取り扱うため、大変デリケートなものとなります。

 保護者の方との信頼関係がないと、なかなか難しく、ここまでのことはこの時だからできたことであり、おそらく今の私は、こんなに深くは取り組まないと思います。

 入念に教材研究を進め、時間をかけ、慎重に取り組みました。

 どんな内容で進めたか、次回から紹介できる範囲で書いていきます。

 

 

   

第二期 一新紀元  3年生進級めざして!  2000.1.12 No.105

 学期の始まりは、とても緊張します。

 「どんな顔でみんなに会おうかな?」あれこれ考えましたが、結局いつもと変わらず「おはようございま〜す。」と、あいさつして教室に入りました。

 

 集められるものを集めたあと、始業式に行く準備をして、ろうかにならびます。

 学級委員を先頭に出発。

 始業式での話を聞く姿勢は、すばらしいものでした。

 大きな成長を感じます。

 

 始業式の後、図書の本を返したり、宿題を集めたり。

 翌日の予定を書き、少し休み時間にしました。

「9時50分まで休み時間」にしていましたが、外で遊んでいた子は時間を守り、教室に入ってきました。

 時計を見て、時間とともに行動できたのです。

 すばらしいことだと思います。

 

 通信、宿題を配り、ぼくからいくつか話をしました。

 冬休み中の様子を聞き、3学期に向け、3年生進級めざしてがんばってほしいことを話しました。

 

 大旨、次のような内容です。

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 3学期は、2年生のまとめの時期であり、りっぱな3年生になるための準備をする大切な時期です。

 そこで、みんなにがんばってほしいことが3つあります。

 1つめです。

 今年は、「たつ年」です。

 「たつ」とは、「竜」のことです。

 竜は、雨や水の神様と言われています。

 ふだんは水の中にひそんでいますが、長いこと雨が降らなくて人々が困っている時、水中から天に向かって飛んでいきます。

 すると雨が降り、人々は助かるそうです。

 ふだんはひっそり目立たなくても、人が困っていて助けてほしい時に出てきて、助けてくれるのです。

 そこで、竜のように

 「ここという時にたよりになる」「困っている人を助ける」人

になってください。

 2つめです。

 竜は、見た目はこわいですが、実はちがいます。

 見た目で決めつけることはできません。

 その人の「よさ」を見つけることが大切です。

 「よさ」を、見つけてください。

 3つめです。

 いつも言っていますが、人の話をしっかり聞く。

 「体ごと、心全体で聞く」ということです。

 言葉には、人の心、たましい、思いがこもっています。

 話を聞くということは、相手を大切にすることです。

 人の話をしっかり聞ける人になってください。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 さて、あとは実行あるのみ!

 あと少しで2年生が終わりです。

 がんばろう!!

 

 

 学期の始まり、終わりは、やはり特別です。

 特に年が明けた3学期は、すべてがリセットされた新鮮な気持ちになり、「さあ、やるぞ!」という雰囲気があるような気がします。

 辰年にちなんだ話を、この時はしました。

 今ならモニターに、竜の画像を映したと思います。

 話に合わせて場面を変え、「がんばってほしい3つのこと」も、ちょっとかっこよく映し出す!

 この時は、「言葉だけ」で子どもたちに向かっていました。

 それでもじっと私の目を見つめ、話を聞こうとする子どもたち。

 そんな目を見ると、「真剣に向き合わなければ」と、私の心も引き締まります。

 

 

  

第二期 一新紀元  作文 「 」(話し言葉)から書き始める 1999.12.15 No.97

 作文の時間、『うつしまるくん』(※視写教材 光村教育図書)で練習したあと、「話し言葉から書き始める」作文を書かせました。

 書き出しを3パターン示し、どれかを選び、そして続きを書く、という方法です。

 示したパターンは、

  ① 「あ!しまった!」

        ② 「うわ!これはなんだ?」

        ③ 「たいへんだ。もうこんな時間だ。」

です。

 

 いくつか紹介します。

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 「あっ!しまったー!家にかえるのをわすれていた。」

 と、まりちゃんがいいました。とけいをみたら、まりちゃんが

 「まだ12時だ。」

 と、言いました。

 「あー、よかった。」

 と、まりちゃんが言いました。

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 「うわ!これはなんだ?」

   びっくりして、先生が見てみたらユーフォーがとんでいました。

 先生は、ほんものとおもってにげだしました。

 ほんとうは、子どものいたずらだったのでした。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 「たいへんだ。もうこんな時間だ。学校にちこくする。」

 と、ゆうたが言いました。ちこくしました。ろうかにたっていたら、カラスがとんできてぶつかりました。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「たいへんだ。もうこんな時間だ。はやく学校へいかないと。先生なのに!」

と、先生が言いました。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あっ!しまったー!もう、こんな時間。先生におこられちゃう。」

  ゆうたは、いそいでごはんをたべました。はをみがきました。「ハラハラドキドキ」ゆうたは、はしりながら思っています。学校につきました。

「ちこくしちゃった。」

「こら〜。」

  先生がいいました。

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 「  」(話し言葉)で書き始めるだけで、ずいぶん作文の質が上がります。

 引き込まれてしまうのです。

 ただ、この授業でひとつ反省すべきことは、中身に制限を加えず自由に書かせると、下品なものに走ってしまうということ。(笑ってしまう自分もダメでした・・・)

 下品な笑いは、「ユーモアではない」ということを話していく必要を感じました。(自戒の念もこめて)

 

 

 作文(日揮指導も含む)はときどき指導を入れないと、おもしろみのないありきたりなものになってしまいます。

 子どもが、そのとき見たもの、聞いたこと、思ったこと、話したこと、したことなどを、そのまま自分の言葉で書かせたい。

 うまく言えないのですが、その子にしか書けない「生き生きとした」表現・・・日常の、ほんの一面を切り取り、その場面を素直な言葉であらわす、そういった作文を書かせたいと考えていました。

 話し言葉から書き始めることも、表現技法のひとつです。

 なかなか書き始めることができない子どもも当然います。

 何人かの作文を読んで聞かせたり、その子に読ませたりすることで、「あ、そう書けばいいのか。」と、気づかせるようにしました。

 それにしても、作文指導は難しい・・・。

 そして、おもしろい!そう思います。

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第二期 一新紀元  大切なこと 1999.12.14 No.96

 子どもたちが提出した生活ノートを読むと、子どもたちのいろんな生活の一面、思いを知ることができます。

 書かれていることすべてが、子どもたちの生活そのものであり、子どもの生き方、考え方なのです。

 2つ紹介します。

 

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 さんかん日に、先生が読んでくれた本の話を家でしました。

 お母さんが、

「もし自分が、本の子どもみたいやったらどうする。」

と、聞いてきました。

 ぼくは、

「いやや。」

と言いました。

 こんどは、

「もし、(弟の)Yが、本の子みたいにいじめられて、しんじゃったらどうする。」

と、きかれました。

 ぼくは、なみだが出てきました。

 ぜったいぜったい、Yがしなないで、と思いました。

 ぼくがないていたら、お母さんもないていました。

 おとうとを、もうちょっとやさしくしてあげようと思いました。

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 『わたしのいもうと』(松谷みよ子作、味戸ケイコ絵、偕成社)は、かなり心に響いたようです。

 事実である、ということ。そして、いつこのようなことが、身近で起こるかわからないということ。

 何より、「生命」を通して、いじめについて考えさせられるということ。

 重いテーマですが、しっかり受け止めなければいけないと思います。

 

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 金よう日、のりのてつだいをしました。

 うちは、おじいちゃんと、おばあちゃんは、のりを作っています。

 わたしは、のりをはかったり、はんこをおしたりします。

 わたしは、まだいっぱい、いろんなしごとをします。

 おじいちゃんとおばあちゃんが、海でのりをとって、きかいでどろどろののりが、いちまいのかみみたいになります。

 わたしはそののりを、きかいがくるんでくれて、それで、かみの上に、はんこをおします。

 わたしはおもいました。

 きかいはふしぎだな、とおもいます。

 うちののりは、すごくおいしいです。

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 労働体験することにより、仕事の大切さを学びます。

 あたりまえのように、物があふれる社会ですが、物は簡単に生まれるものではなく、各生産過程があり、それぞれ「仕事」があります。

 そして、それぞれの仕事が、どれかひとつでもいいかげんなものであれば、良い商品は生まれません。

 このようなことを、身をもって体験したからこそ、最後の一文が出てきたのでしょう。

 いい体験をしましたね、Hさん。

 

 

 12月9日に「親子学習会」があり、そこで私は、「いじめの授業」をしました。

 その時に教材として、前述した絵本『わたしのいもうと』を使いました。

 実話をもとにしたお話です。

 内容については割愛しますが、「いじめることで、相手の生きる力をうばい、命を縮ませていくことになる」ということに気づかせたいと考えました。

 何度読んでも悲しく、辛いお話です。

 このように、家で話し合い、いじめについて考える機会になったことが、とてもありがたく思います。

 親からの言葉は、私がかける言葉と比べ物にならないくらい説得力があり、子どもの心の奥深くに届きます。

 『授業をしてよかった。」そう思いました。

第二期 一新紀元  どんな計算になるのかな 1999.12.3 No.91

 2学期のかけ算も、大詰めになってきました。

 恐怖の(?)「かけ算100問テスト」も予定されています。

 

 教科書に、次のような小単元があります。

 

 ◇    ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 2 どんな計算になるのかな

 

    みんなで、大そうじをします。

    きょうしつ  ゆかをはく・・・・・・・・8人

           つくえをはこぶ・・・・・・8人

           ふく・・・・・・・・・・・8人

    

    ろうか    ろうかをはく・・・・・・・5人

           くつばこなどのせいとん・・3人

 

    ① きょうしつには、つくえがいくつならんでいるのでしょう。

    ② きょうしつのそうじは、なん人でするのでしょう。

      ろうかのそうじは、なん人でするのでしょう。

        ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇    ◇   ◇

  昨日の算数の時間、これを学習しました。

 

  ②のところで、

「きょうしつのそうじは、なん人でするのでしょう。」

では、8人ずつ3つのグループがありますので、

  8+8+8=24 か、 8✕3=24

の、どちらかになります。

 これは、ほとんどの人ができていました。

 

 次は、

「ろうかのそうじは、なん人でするのでしょう。」

です。

 ここは、(おそらくひっかかる子が、何人か出るだろう。)と予想していたので、

「式と答えが書けたら、ノートを持っておいで。」

と指示をし、ノートチェックをしました。

 予想通りというか、予想以上にまちがいがありました。

「かんたん!」とばかりに、自信たっぷりにノートを持ってきた子も、どんどんノートに✘がついていきます。

 正解は、「ろうかをはく」人5人と、「くつばこなどのせいとん」の3人を合わせればいいので、「5+3=8で、8人」になります。

 まちがいのほとんどは、「5✕3=15」「3✕5=15」でした。

 何人かが、「はい、正解!」と◯をもらい、うれしそうに席に帰っていきます。

 そのうち、「あ、たすのか!」と気づいた子も、「5+3=8」と書き直し、ノートを持ってきました。

 

 数字だけを見て考えるのではなく、問題の意味を考え、この時は何算、この時は何算と、判断していく力が必要です。

 計算力は、確かについています。

 ただ、文章題、応用問題になると、題意をつかめず、まちがって立式することは多々あります。

 ポイントはひとつ。

 図や絵で描き、イメージをすることです。

 そのことの積み重ねが必要です。

 

 今も変わらない、子どもたちの大きな課題です。

 授業でする時は図や絵を描いて説明し、子どもたちにも同じように、ノートに書かせます。

 その時はできても、宿題のプリントやドリルで問題をする時、図や絵を描いて考えている子どもは、ほとんどいません。

 そこでまた子どもたちに、図や絵を描くことの大切さを話します。

 そして、テスト。

 何人かは図や絵を描いています。

 その子たちは、やはり「正解」です。

    でも、多くは残念ながら「数字だけ見て」式を作るので、まちがえてしまうことが増えてしまいます。

 ・ (式の中の)数字は、何を表しているのか

 ・ その数字とその数字で、どうしてこの式になるのか

 こういったことが説明できるようにする力を、つけたかったです。

 

    

第二期 一新紀元  生命・成長を感じる 1999.11.30 No.88

 生活ノートに、次のようなものがありました。

 

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 ぼくは、もうすぐ12月なので、おしいれから、お母さんにクリスマスツリーを出してもらいました。

 そしてぼくは、前はツリーよりちっちゃかったのに、きょう、ツリーを見たら、ぼくのほうが大きかったのです。

 かざりつけは、いもうととぼくといっしょにやりました。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 このまえ、しんせきの家で、子犬がうまれたので見にいきました。

 お父さんと、ぼくと、お母さんと、おとうとと、見にいきました。

 子犬は、めをつぶっていて、かわいかったです。

 5ひきもうまれました。

 5ひきとも、しばけんでした。

 その中の3びきが、黄色みたいな色で、2ひきが黒でした。

 人げんとはちがうと、思いました。

 うまれて3日目だったので、小さくて、犬のお母さんのおっぱいをのんでいました。

 こんどいったときには、もう目をあいて、はしりまわっているかなー?

 はやくだっこしたいです。

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 生命の誕生と、自分の成長。

 ともに3学期、生活科等で学習していくことです。

 生命のすばらしさ、大切さ。

 そして、成長していく自分。

 それらには必ず誰かの支えがあり、あたたかい、やさしい思いがあります。

 日々のちょっとした、何気ない中で感じることができれば、心の成長につながるのだと思います。

 

 古いアルバムを、ときどきひっぱり出して見ることがあります。

 ちょっぴり若い妻と自分。

 そして、幼い我が子。

 家族との、何でもない「普通」の時間を切り取った古い写真。

 この、あたりまえの日々が、とっても幸せなんだと思います。

 

 

第二期 一新紀元  ラッカセイパーティー終了! 1999.11.4 No.78

 2日(火)、ラッカセイパーティーを行いました。

 ラッカセイを洗い、塩ゆでするところからスタート。

 ゆであがったラッカセイをすりばちですりおろし、あんとまぜます。

 次に、パイシートの上にそれをのせ、2つおりします。

 最後はオーブンで焼いてできあがり!

 ワイワイ言いながら、楽しい雰囲気の中、ラッカセイパイを作ることができました。

 できあがったパイは、上出来でした。

 パイをあまり好まない子には、ぼくが作った特製「ラッカセイだんご」(2個)を食べてもらいました。

 これもなかなか好評でした。

 

 子どもたちの感想。

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 ラッカセイパイをつくってたのしかったです。

 また作れる日をまっています。

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 すごくおもしろかった。

 たのしかったし、作って食べたのが、すごくたのしかった。

 何回でもまたやりたい。

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 たのしかった。

 それで、わたしもちゃんと、てつだいをした。

 ラッカセイパイをてつだってくれる人もいる。

 ラッカセイは、おいしかった。

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 たべたとき、すごくおいしかった。

 またいろんなやつを作ってたべたいな。

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 みんなでつくったので、おいしかったです。

 みんな、すごくがんばっていました。

 またしたいです。

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 たのしかったです。

 つかれたけど、おもしろかった。

 りょうりがおいしかった。

 先生のだんご、くいてー。

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 来ていただいた保護者の方々、本当に、ありがとうございました。

 

 春に、ラッカセイを植えました。

 大きく育ち、夏休み明けにはまるでジャングルのように葉が生い茂っていました。

 そして秋。

 葉も黄色く色づき、実ができました。

 そして収穫!

 「みんなで食べよう。」ということで、ラッカセイパーテイーをすることになりました。

 何を作るか相談し、ラッカセイパイに決まりました。

 ただ、「パイが苦手」という子どももいましたので、私が「ラッカセイだんご」を作り、食べるときはそれを食べることにしました。

 「失敗してもいい!」ので、作り方を確認の上、子どもたちに作らせました。

 ※ 安全上、保護者の方にもご協力いただきました。

 「何かを作って食べる」活動は、私が大切にしてきたものです。

 食育といった大げさなものではなく、

・ 話し合う

・ 準備する

・ 役割分担をする

・ 食べる ・・・ 「おいしい!」そして、笑顔

・ 片づける

・ 振り返る

 こういった活動が、仲間づくりにつながり、家での仕事につながり、生きる力になると思います。

 作ったものは、職員室にも届けさせます。

 「幸せは、分け合うんだよ。」と、子どもに話して。

 「おいかったよ。」「ありがとう。すごいね。」

  こういった言葉が返ってきます。

 子どもたちは、また一つ、自信を持ちます。