生活科の学習として、誕生から現在までの自分をふり返る学習を始めます。
この学習のねらいは、次の3つです。
① 生まれてから今までの、自分の成長に気づくことができる。
② 自分や友だちの生い立ちを交流し合い、家族の自分に対する思いを知り合う中
で、自分たちは、お互いに大切に育てられた、かけがえのない存在だということを
知る。
③ 自分は、いろいろな人に支えられて成長してきたことに気づき、それらの人々
に、感謝の気持ちを持つことができる。
性教育的な内容も含んだ『命の教育・心の教育』とも言えるもので、大切にしたい教材です。
指導計画は、次の通りです。
1️⃣ 命の始まりと誕生
① 男の子と女の子のちがい
☆② 生まれた時の様子
☆2️⃣ 生まれて最初のプレゼント ー 命名 ー
3️⃣ 赤ちゃんの頃の自分
① この赤ちゃんはだれでしょう
② 自分の赤ちゃん人形を作ってみよう
☆③ みんなが赤ちゃんだった頃
☆4️⃣ 小さい頃の自分と今の自分
5️⃣ わたしの5大ニュース
☆① 生まれてから今までの5大ニュースの発表
② 成長記録として、アルバムなどにまとめる
6️⃣ これからのわたし
7️⃣ キラキラ大パーティー
この学習は、「聞き取り」が重要です。
上記した「計画」で、☆がついているところが、「聞き取り」などで、ご協力いただきたいところです。
そして今日、1️⃣と2️⃣に関する聞き取りのプリントを子どもたちに渡しました。
「おなかの中にいたとき、思っていたこと」や「生まれるときの様子」「命名」などを、インタビュー(取材)してくるものです。
子どもたちが、たずねに行くと思います。
子どもには、「自分の勉強でインタビューするんだから、相手の時間のあるときにするんだよ。」と、話しておきました。
インタビューした内容を「書く」ことも大切な学習ですので、自分で書くようにさせてください。
また、「赤ちゃんのころのもの」、例えばおもちゃや服など、もし残っていましたら、お貸し願えないでしょうか。
赤ちゃんの頃(0〜1歳)の写真も、授業で使いたいと考えていますので、封筒等に入れて、子どもに持たせてください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
年明け3学期の「重要学習」として、この「大きくなったわたしたち」の学習を位置づけていました。
当時から私は、「命の学習・心の学習」を重視してきました。
子どもたちに「生きる力、生き抜く力」をつけたいという、願いからです。
「第一期」のところでも書いたと思いますが、この「性の学習」は、家族のことや、子どもたちが生まれたときのことなどを取り扱うため、大変デリケートなものとなります。
保護者の方との信頼関係がないと、なかなか難しく、ここまでのことはこの時だからできたことであり、おそらく今の私は、こんなに深くは取り組まないと思います。
入念に教材研究を進め、時間をかけ、慎重に取り組みました。
どんな内容で進めたか、次回から紹介できる範囲で書いていきます。

