KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第二期 一新紀元  2年生になって  1999.4.9 No.4

子どもたちは、学年が一つ大きくなったということで、とてもはりきってがんばっています。 離任式の時も姿勢よく、静かに話を聞いていました。 特にYさんの姿勢は抜群でした。 Sくんは、大きなハキハキした声で国語の教科書を読んでいました。 Mくんは、友だ…

第二期 一新紀元  子どもたちとの出会い 1999.4.7 No. 2

始業式を終え、子どもたちが待つ教室に向かいました。 まず、教科書を運んでもらいました。 「運んでくれる人?」と聞いたら、9人の子どもたちが立候補してくれました。 やる気満々の笑顔が、とても良かったです。 教室で最初、ぼくの自己紹介をしました。 …

第二期 一新紀元(いっしんきげん) 輝け!26人のキラキラ星たち 1999.4.6 No.1

春4月、1年で最も緊張するときです。 なぜなら、新しい出会いが待っているからです。 前日の5日、新しく出会う2年生26人の名前を、何度も読みました。 「名前を覚える」このことからぼくはいつも、スタートします。 家の人のあふれるばかりの願い、思い…

第一期 新規採用校4年目  夢の飛行船の旅の終わりに  1995.3.20 No.117

昨年の4月5日、子どもたちと初めて出会う前日、ぼくは子どもたちの名前を必死で覚え、そして一人ひとりに手紙を書いていました。 手紙を書きながらぼくは、子どもたちとの出会いに胸ときめかせ、その日の夜はなかなか眠れなかったのを思い出します。 翌日、4…

第一期 新規採用校4年目  時がたつのが早すぎる  1995.3.18 No.113

あと1週間。 あと1週間で、修了式。 3年2組も解散である。 それにしても、時がたつのが早すぎる。 20日(月)は卒業式。 ぼくが教師になりたての時、3年生だった今の6年生の半分を担任した。 引き続き、4年生の時も担任した。 今よりもっと未熟だったぼく…

第一期 新規採用校4年目  2,3月のお誕生日会を終えて  1995.3.9 No.112

昨日はお誕生日会だった。 いつものことだが、どこまで自分たちの力でできるのか、それを見てみたかった。 実行委員会を決め、その実行委員会がすべて準備・実行をした。 メンバーは次の通りである。 司会・・・Kさん、Yさん プログラム・・・Mさん、Kくん …

第一期 新規採用校4年目  性の勉強 ー1時間目、命の大切さー 1995.2.18 No.105

『ぼくのたん生日』という資料を使って、命の大切さを教えた。 道徳的な読み物資料である。 主人公の元(はじめ)くんの「元」という名前には、「元気に育ってほしい」という親の願いがこもっている。 そこで、子どもたちにも自分の名前について調べてもらっ…

第一期 新規採用校4年目  性教育、はじめます  1995.2.15 No.102

今週末、来週末にかけて、2〜3時間、性教育を行います。 2年生の時は、「男の子と女の子の体のちがい」を勉強しました。 3年生では、「いのちのふしぎ」について、勉強します。 ねらいは2つです。 ① 命の尊さを知り、大切にしょうという態度を身につけ…

第一期 新規採用校4年目  人は助け合って生きるもの 1995.2.2 No. 99

H君がケガをした。 右手の中指を骨折し、走ったり、ジャンプしたりもできないらしい。 朝、ケガしたことをみんなに話した。 「H君に、何かできることはないかな?」 と、たずねた。 すると、 ・ (字が書けないから)H君の言ったことを代わりに書いてあげる …

第一期 新規採用校4年目  「学級会で決まったこと」の紙を破り捨てる 1995.1.27 No. 96

『忘れ物のオニを追い出す』ことに決まった次の日、何人かが「◯◯を忘れました。」と言いに来た。 集会での発表が上手だったことをほめた直後であった。 全員に聞いた。 「今日、忘れ物をした人は手をあげてごらん。」 8人程があがった。 内心ムッとしながら…

第一期 新規採用校4年目  3の2の追い出しオニ 1995.1.26 No. 95

今日のわくわくタイム(全校集会)は、「節分集会」であった。 そのため、各クラスで「追い出したいオニ」を決め、それをクラスで発表する時間があった。 前日、学級会で「クラスで追い出したいオニ」を決めた。 出た意見は次の通り。 ・ 忘れ物の多いオニ …

第一期 新規採用校4年目  3学期、スタート  1995.1.10 No.89

3学期が始まった。 天気もいい。 清々しい気分で家を出た。 始業式が始まるので、教室に行った。 朝の会の「歌」の場面だった。 昨年の12月は『ジングルベル』を歌っていたのでそれを歌うか、それは時期的におかしいのでお正月の歌を歌うか、そのことで話し…

第一期 新規採用校4年目  2学期をふり返って  1994.12.22 No.88

どんなに疲れていても、どんなに気分がすぐれない時でも、どんなに調子が悪い時でも、一歩教室に入り、子どもたちの元気な歌声、元気なあいさつ、すてきな笑顔がどれだけぼくを元気づけてくれたかわからない。 こんなにできの悪い教師に、子どもたちはよくつ…

第一期 新規採用校4年目 自分を見つめ直すことは、心の成長につながる 1994.12.15 No.86

朝、教室に行くと様子がおかしい。 「朝の歌」の歌声が、いつもより小さかった。 日直で司会をしていたT君の声がボソボソっといった声であり、これは何かあったな、と感じた。 案の定、ぼくの話が終わったあと、何人もぼくのところにやって来た。 話を聞くと…

第一期 新規採用校4年目  もめごと、言いつけ、その対処のしかた 1994.12.14 No.85

昨日は、うんとつかれた。 朝から学年発表の練習があったり、Cタイムだったため20分休みがなく、しかも業者集金があった。 実質一息つける時間はなかった。 さらにこんな日は、もめごとが必ず起こる。 それも、ささいな事からである。 教師がバタバタしてい…

第一期 新規採用校4年目  まとめのテスト、ひとまず終了 1994.12.12 No.83

2学期末ということで、先週はまとめのテストをたくさんした。 どれだけ今学期力がついたか、子どもたちにとってもそれを知る一つの材料であるが、教師にとっても どれだけ力をつけることができたか つけれなかった力はなにか を知る貴重な資料となる。 つま…

第一期 新規採用校4年目  全員ができたこと2つ  1994.11.17 No.78

漢字ミニテストをした。 指定された筆順では色を変える、といテストである。 「モチモチの木」では、視写を重視していたので、ミニテストはしなかった。 だから、実に久しぶりである。 8問出した。 満点は80点。 50点以上を合格とした。 テスト勉強で漢…

第一期 新規採用校4年目  思いを語りあい、思いを出しあう(3) 1994.11.9 No.76

昨日の授業では、自分がされて嫌だったこと、悲しかったことを出し合った。 前日に書いてもらっていたので予想はしていたが、かなりたくさん出された。 それぞれ自分が体験してきたことであるので、説得力がある。 例えば、 ・ 体型のことで悪口を言われたこ…

第一期 新規採用校4年目  思いを語りあい、思いを知りあう(2) 1994.11.8 No. 75

✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ ✳ 今日は遊びのことについて書きます。 だいぶ前のことですが、わたしは、松田さんたちの遊びのなかまに入れてもらいたいと思ったことがありました。 そして、 「なかまにいれて。」 と、おもいきってたのみました。 する…

第一期 新規採用校4年目  思いを語りあい、思いを知りあう  1994.11.8 No. 74

本音が言いあえるクラスって、いいなと思う。 もちろん、言って悪いことはあり、それは絶対に言ってはいけない。 例えば、気にしていることだとか、体のことだとか。 ぼくが言う本音とは 言わねばならないこと である。 それは相手の不正であったり、おかし…

第一期 新規採用校4年目  宝物でいっぱいにしたい!  1994.11.7 No.73

帰りの会に「宝物コーナー」がある。 その日のできごとで、うれしかったことや友だちのがんばりなどを発表するコーナーである。 ぼくはこのコーナーが、大好きである。 特に友だちのいいところを発表しているのを聞いたりすると、うれしくなってくる。 この…

第一期 新規採用校4年目  ついに全面対決(3) 1994.10.24 No.70

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 先生が職員室へ行ってから、みんなでごめんなさいっていおうといっていて、 かなしかった。 ぼくはもう、かえってこないと思った。 けどみんなでごめんなさいっていったら…

第一期 新規採用校4年目  ついに全面対決(2) 1994.10.22 No. 69

職員室で、ぼくは今の6年生の半分を、3,4年生の頃受け持った時を思い出していた。 新採の頃の事である。 今よりもっとひどい、力のない教師だった。 当然のごとく、3年生の頃は騒然としたクラスになった。 ところが4年生になり、うそのように落ち着きの…

第一期 新規採用校4年目  ついに全面対決! 1994.10.22  No.68

先日、ぼくは出張だったので、一日るすにした。 その時の様子を子どもたちに聞くと、いくつか問題になるところがあった。 例えば、「きりつ・れい」の時、Nちゃんが責められていたという事(これは今後、対処していかなくてはならない重要な問題の一つでもあ…

第一期 新規採用校4年目  クラスに必要ない!  1994.10.21 No. 67

運動会あたりから、どうもクラスに落ち着きがない。 もちろん、良い面もたくさん出てきたが、それ以上にその落ち着きのなさが目につく。 特に男子は、常にザワザワとしている。 いいかげんそろそろ、怒りが頂点に達しようとしていた。 19日(水)、3時間目の…

第一期 新規採用校4年目  いい風が吹き始めてきた 1994.9.17 No. 58

日に日に秋に近づいてきている。 クラスで飼っているコオロギの鳴き声も、秋を感じさせる。 何よりも風がずいぶん涼しくなった。 気持ちよく過ごせるようになってきた。 さて、この頃クラスの様子も、ずいぶん良くなってきたように感じる。 もちろん叱ること…

第一期 新規採用校4年目  2学期にむけて  1994.9.5 No. 53

子どもたちに「2学期にむけて」というプリントを宿題で出した。 項目は、 ・ わたしは、ぼくは こんなことをがんばるぞ! ・ クラスでこんなことがしたい!こんなクラスにしたい! ・ 先生におねがい! の3つである。 それぞれについて書いてもらった。 子…

第一期 新規採用校4年目  2学期の学級作り  1994.9.3  No. 52

2学期にむけて、ぼくから話したことは ① いじめ・悪口・差別など人の心を傷つけることはぜったいに許さない。 また、君たちも、許さないでほしい。 ② たくさん失敗し、たくさんまちがえろ! テレビや電気なども、たくさんの失敗の中から生みだされた。 いっ…

第一期 新規採用校4年目  2学期スタート  1994.9.2 No. 50

新年度に子どもたちと初めて出会う日とはまた違った緊張感を持って、9月1日の朝を迎えた。 6時前には目が覚めてしまい、しっかりと朝食を食べることができた。 清々しい2学期のスタートである。 いつもより少し早く学校に行き、学年通信を印刷したりする。 …

第一期 新規採用校4年目  一学期をふり返って 1994.7.20 No. 48

一学期、やり残したことはけっこう多い。 自分が思い描いている学級にも、まだまだほど遠い。 決して手ぬきをしたわけではない。 一学期間、持てる力を出し尽くしたつもりでいる。 その結果が、「今」なのである。 まだまだ未熟だなあと思う。 勉強不足でも…