3年2組の学級目標の一つに
[なかよしクラス]
がある。
表面上は今のところ、大きな問題もなく、おだやかに見える。
だが、小さな問題、いざこざは毎日のように起きる。
これらは”群れ”から”集団”になるために乗りこえなければならないことであり、一つひとついいかげんにすまさず、しっかり考え、解決していかなければならない。
昨日、体育の時間、ケンカがあった。
ただのケンカならお互い仲直りして終わりである。
しかし、そのケンカの中に、お互いに悪口を言い合っていたため、見逃せなかった。
仲裁している最中でも相手の悪口、相手の気にしていることを言ったものだから、ぼくは思わずピシャリとほおをぶってしまった。
そのあと二人を平均台の所にすわらせ、しばらく冷静になるのを待った。
その間、他のみんなは次のゲームにはいっていった。
途中、二人の所に行き、それぞれ話を聞こうとした。
ところがまだ二人は冷静にはなっていない様子だったので、そのまますわらせておいた。
体育終了後、ようやく落ち着いた様子だったので、お互い自分のどこが悪かったのかを聞いた。
二人とも、わかっていた。
そしてぼくは、”言われて嫌なことは、絶対に言ってはいけない。心の傷は目に見えないのだから、言葉には気をつけなくてはいけない。”ことを話した。
最後に握手させ、お互いにあやまり合い、これで一応の解決となった。
しかし、ここで学級全体で、友だちについて考えさせたいと思った。
本当のなかまについて、考えさせたいと思った。
5時間目は道徳。
「本当の友だちとは、なかまとは?」をテーマに、短時間だが、授業をした。
このとき、どんな事があったのか、覚えていません。
「ほおをぶつ(いまでは考えられん・・・)」ぐらいなので、かなり厳しく叱ったのでしょう。
おそらく、許せない言葉、相手を傷つける言葉があり、それを子どもが口にしたのだと思います。
続きは、次回!