KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第一期 新規採用校4年目  本当の友だちとは?  1994.4.23 No.10 

 3年2組の学級目標の一つに

 [なかよしクラス]

がある。

 表面上は今のところ、大きな問題もなく、おだやかに見える。

 だが、小さな問題、いざこざは毎日のように起きる。

 これらは”群れ”から”集団”になるために乗りこえなければならないことであり、一つひとついいかげんにすまさず、しっかり考え、解決していかなければならない。

 昨日、体育の時間、ケンカがあった。

 ただのケンカならお互い仲直りして終わりである。

 しかし、そのケンカの中に、お互いに悪口を言い合っていたため、見逃せなかった。

 仲裁している最中でも相手の悪口、相手の気にしていることを言ったものだから、ぼくは思わずピシャリとほおをぶってしまった。

 そのあと二人を平均台の所にすわらせ、しばらく冷静になるのを待った。

 その間、他のみんなは次のゲームにはいっていった。

 途中、二人の所に行き、それぞれ話を聞こうとした。

 ところがまだ二人は冷静にはなっていない様子だったので、そのまますわらせておいた。

 体育終了後、ようやく落ち着いた様子だったので、お互い自分のどこが悪かったのかを聞いた。

 二人とも、わかっていた。

 そしてぼくは、”言われて嫌なことは、絶対に言ってはいけない。心の傷は目に見えないのだから、言葉には気をつけなくてはいけない。”ことを話した。

 最後に握手させ、お互いにあやまり合い、これで一応の解決となった。

 しかし、ここで学級全体で、友だちについて考えさせたいと思った。

 本当のなかまについて、考えさせたいと思った。

 5時間目は道徳。

 「本当の友だちとは、なかまとは?」をテーマに、短時間だが、授業をした。

 

 

 このとき、どんな事があったのか、覚えていません。

 「ほおをぶつ(いまでは考えられん・・・)」ぐらいなので、かなり厳しく叱ったのでしょう。

 おそらく、許せない言葉、相手を傷つける言葉があり、それを子どもが口にしたのだと思います。

 続きは、次回!