KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第一期 新規採用校4年目  2学期の学級作り  1994.9.3  No. 52

 2学期にむけて、ぼくから話したことは

 

① いじめ・悪口・差別など人の心を傷つけることはぜったいに許さない。

  また、君たちも、許さないでほしい。

② たくさん失敗し、たくさんまちがえろ!

  テレビや電気なども、たくさんの失敗の中から生みだされた。

  いっしょうけんめいがんばって失敗したのなら、それはぜんぜんはずかしいことで 

 はない。

③ うそ・ごまかしはやめる。

 

 これらは、1学期当初話したのと同じ内容である。

 繰り返し伝えておきたい大切なことなので、再度話した。

 今回は更に新しく、次の事を付け加えた。

 

④ 「さすが3年2組だ!」と言われるようになろう!

 あいさつ、階段・ろうかの歩き方、掃除、その他どんなことに対してでも、「さすが3の2はすばらしい!」と言われるようにがんばろう!!

 

 自分のクラスを、仲間を誇りに思ってほしい。

 クラスは家族なのだから。(ぼくは親父といったところか!)

 話すだけでわかってもらえたら苦労はいらない。

 これらを事実として示していく必要がある。

 さて、話をした後あと、一人一役の当番(プロ)を決めた。

 1学期の自己反省として、仕事の有無が歴然としていたので、確実に活動しなくてはいけないものに限った。

 また、「おたすけマン」というのも作った。

 当番(プロ)が困っている時にお手伝いをするといったものである。

 当番(プロ)はすべて、希望で決めた。

・ 健康観察板をとりに行く

・ 健康観察をする

・ 健康観察板を返す

・ 1,2限目の号令

・ 3,4,5限目の号令

・ 1限目の黒板消し

・ 2限目の黒板消し

・ 3限目の黒板消し

・ 4限目の黒板消し

・ 5限目の黒板消し

・ 「いただきます」

・ ワゴンを持ってくる

・ 配膳台の準備

・ 「ごちそうさま」

・ ワゴンを返す

・ 配膳台の片付け

・ くばりもの

・ 電気のスイッチ

・ おたすけマン

 これでクラスが動く!!

 

 

 この日は他に、席替え、宿題の答え合わせなどもしました。

 学級の組織を早く作り、動かしていきたいと考えていたからです。

 一人一役の当番は、その後もずっと受け持ったクラスで実践してきました。

 「担任がいなくても、自分たちで生活できるように」という願いからです。

 ただ、任せっぱなしではどうしても「忘れていた」「仕事がない」等、不都合が生まれてきます。

 チェックして評価するといったシステムが必要になります。

 根気強い指導が欠かせないのです。