KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第一期 新規採用校4年目  宝物でいっぱいにしたい!  1994.11.7 No.73

 帰りの会に「宝物コーナー」がある。

 その日のできごとで、うれしかったことや友だちのがんばりなどを発表するコーナーである。

 ぼくはこのコーナーが、大好きである。

 特に友だちのいいところを発表しているのを聞いたりすると、うれしくなってくる。

 この宝物コーナーで発表される宝物がいっぱいになって、お互い認めあえるクラスになれば、3の2は無敵だ。

 夢の飛行船は、この「宝物」が燃料なんだから!

 いくつかを紹介!

・ おき忘れた筆箱を、Y君がもってきてくれた。

・ トイレ掃除のとき、Eちゃんが工夫して掃除していた。

・ サッカーをした時にころんでしまって、Nちゃんが「だいじょうぶ?」と言ってく 

 れて、うれしかった。

・ 音楽のとき、カボチャをしたとき、重くて持てないとき、K君が持ってくれた。

・ 休み時間になわとびをして、4級になって、S君が「すごいね。」と言ってくれた。

・ サイコロを作っている時に、はさみがなくて、T君がかしてくれた。

・ 昨日掃除のとき、ぞうきんがけをしていて、こしがいたくなって、D君がとちゅう 

 からふいてくれた。

・ 書き方ノートを返すとき、ノートがめちゃくちゃだったのでを、H君がきれいにそ

 ろえていて、すごいと思った。

 

 子どもはよく見ている。

 教師もうかうかしていられない。

 いいところを見つけて、ほめようほめようと思っていても、目につくのは・・・。

 まだまだ修業が足りない。

 子どもに負けず、どんどん見つけていきたい。

 子どもたちが見つけた「宝物」の数以上に見つけられるようにしたい。

 ファイト!オー!!

 

 ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

 

 一日の終りを気持ちよく、笑顔でという思いから、この「宝物コーナー」をはじめたと思います。

 互いの「いいところ」「がんばり」を見つけ合い、知らせ合う活動はいろいろしてきました。

 子どもたちの、うれしそうな顔が見られました。

 「自分って、なかなかやるやん!」

    そんなことをほんの少しでも思えたら、人にも優しくなれるんだと考えています。