3学期が始まった。
天気もいい。
清々しい気分で家を出た。
始業式が始まるので、教室に行った。
朝の会の「歌」の場面だった。
昨年の12月は『ジングルベル』を歌っていたのでそれを歌うか、それは時期的におかしいのでお正月の歌を歌うか、そのことで話し合っていた。
体育館に入る時間が迫っていたので、並ばせて移動した。
しかし考えてみれば、子どもたちはえらい!
ちゃんと朝の会を進めていたし、何よりも『ジングルベル』を歌うのはおかしいから、お正月の歌を歌おうと、「自分たち」で話し合い、「自分たち」で決めようとしていたからだ。
後でそのことをほめようとその時思っていながら、コロッと忘れていた。
子どもたちに比べ、ぼくはまだまだ・・・。
始業式が終わり、しばらく休み時間。
それから掃除をした。
みんな一生懸命、働いてくれる。
子どもたちの確かな成長を感じる。
掃除の後、あらためてあいさつをする。
とにかく元気いっぱいだ。
一人ひとり、すごくいい表情をしている。
生き生きとしているのだ。
提出物を集めた後、明日の連絡をし、冬休みの様子を少したずね、最後に話をした。
大旨、次のような話だ。
”今年の春、あなたたちは4年生になる。
2階の教室から、3階の教室になる。
低学年から、高学年になる。
毎年毎年、あなたたちは一つずつ、確実に大きくなっていく。
体だけ、年だけ大きくなるんじゃなく、心も大きくなってほしい。
行動できる人になってほしい。
あたりまえのことが、あたりまえにできる人になってほしい。
先生は、それをお手伝いすることしかできない。
どういう人になるかを決めるのは、あなたたち自身なのです。
今年もすてきな年にしましょう。”
まさに3学期が、スタートしたのである。
久しぶりにタブレットのキーボードに文字を打ち込み、ブログを更新しています。
GW中は家族が体調を崩し、GW明けはWi-Fiが不調になり、ブログを書くことができませんでした。
過去の通信を打ち込むだけの、なんてことはない作業ですが、自分にとっては今や「自分に向き合う」大切な時間となっています。
昔の「熱い」自分の、子ども達との「熱い」日々から、元気をもらっている気がするのです。
通信の「年」のところを見てびっくり。
30年も前の「あしあと」だった・・・。
あしあとは、まだまだ続きます。
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