KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第一期 新規採用校4年目  3の2の追い出しオニ 1995.1.26 No. 95

 今日のわくわくタイム(全校集会)は、「節分集会」であった。

 そのため、各クラスで「追い出したいオニ」を決め、それをクラスで発表する時間があった。

 前日、学級会で「クラスで追い出したいオニ」を決めた。

 出た意見は次の通り。

・ 忘れ物の多いオニ

・ 決めつけをするオニ

・ いじめるオニ

・ 病気のオニ

・ 悪口オニ

・ 人が話している時に物をさわるオニ

・ 給食を残すオニ

・ けんかをするオニ

・ 関係ない話をするオニ

・ かくしごとの多いオニ

・ 悪いことをするオニ

・ のろのろオニ

 反対意見を聞いた。

 すると、「いじめるオニ(2人)」、「かくしごとの多いオニ(8人)」、「病気のオニ(2人)」、「決めつけをするオニ(2人)」、「悪口オニ(1人)」、「給食を残すオニ(3人)」、「のろのろオニ(6人)」となった。

 最終的に多数決で決め、

「忘れ物の多いオニ」

に決定した。

 ただこれを言うだけでは、3年生の発表としては物足りない。

 なぜこれを追い出したいのか、その思い・理由が大切である。

 その結果、

 

 ”あたりまえのことがあたりまえにできるようになりたいから、

 忘れ物の多いオニを追い出すぞ、オーッ!”

 

という言葉にまとまった。

 ぼくは子どもたちに、

 

  ”出された意見すべて気になることだし、直していかなくてはならない。

  でもそれらは、お互いに注意しあって、その注意が正しければその注意を素直に聞 

 けるようになると、自然となくなるはずだ。

  友だちだからこそ、注意をし合ってほしい。

  でも、「忘れ物の多いオニ」だけは、一人ひとりが気をつけていかなければなくな

 らない。

  自分で自分を注意して、なくすようにしていこう!”

 

と話した。

 さて本番。

 ひいきめかもしれないが、ハキハキと大きな声で発表できた。

 一番良かったと思う。

 大切なのはこれから!自分自身との戦いが始まる。

 

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 子どもに話すことは、自分自身への戒めでもあります。

 子どもたちに話した以上、担任である私ができていなければ子どもは私を信用しなくなり、指導が行き渡りません。

 さらに「通信」として文字にし、保護者にも伝える。

 そうすることで、私自身の生き方が問われる。

 そう思います。

 「書く」ことで、ずいぶん鍛えられました。