お忙しい中、今年度最初の授業参観に多数の保護者の方々に来ていただき、ありがとうございました。
算数の授業で、「たし算とひき算」のところを見ていただきました。
ここでは、「10の補数(あといくつで10になるか)」が、パッと言えることが絶対のポイントになります。
フラッシュカードで子どもたちに「10の補数」を瞬時に答えさせました。
せっかくの機会ですので、子どもたちに、みなさんの方を見て「10の補数を言う」ということもさせました。
子どもたちの表情はいかがだったでしょうか。
わかっている子どもたちにとっては、めんどうな方法だったかもしれませんが、一つひとつ丁寧に計算の仕方を教え確認し、それをノートに書かせました。
ここを確実にしておかないと後々困ってきます。
「計算の仕組みを覚える」ために、このことを繰り返しました。
あとは計算の練習ばかりでしたが、これもまたせっかくの機会ですし、変化をもたせる意味で、みなさんにノートの丸付けもしてもらいました。
いつも以上にこの日の子どもたちは、集中して取り組んでいました。
その後の学級懇談会にも、多数の方に参加していただきました。
実は授業参観以上に(比べ物にならないぐらい)緊張するのが、この学級懇談会です。
大の苦手なのであります。
緊張のあまり、途中で声がハスキーになってしまうのです。
(もっと緊張し、大の大の苦手が個人懇談会です・・・。)
話し下手ですので、失礼もあったともいますが、思い・願いを同じにし、共に子どもたちの教育に取り組んでいくためにも、私の方針・願いをいくつか話させていただきました。
主に、以下の6点です。
◎ 教室は、「人と人とがふれ合う場」で、「人は人との関わりの中で育っていく」こ
とを知る場である。 → トラブルを大切に、丁寧に扱う
◎ 「話を聞く」「返事」「あいさつ」を今、重点的に取り組んでいる。
◎ しつけの3原則「あいさつ・返事・あとかたづけ」ができるようにしたい。
◎ 「できた」体験、「みんなで何かをやりとげた」体験を1つでも多く積み重ね、
「ドラマ」を創りたい。
◎ 基礎的・基本的な学力をつけるためには、「ていねいに・続けて・最後まで」が
ポイントとなる。
◎ 学校・教師への意見・批判等は直接聞かせてほしい。
子どもの前では、絶対言わないでほしい。(学級づくりに影響)
今年1年、よろしくお願いします。
個別懇談会は、この後もずっと超苦手でした。
(学級懇談会は苦手ではなくなりました!)
授業参観で、どんな授業をするか。
子どもと、どうやり取りをするか。
1年の中で、こういったことを直接見ていただく機会は数回しかありません。
夜遅くまで準備をし、板書なども含め、リハーサルしたことがあります。
それでも、予想外のことが起こったり、「え!」というような発言やつぶやきがあったり、慌てふためく場面はたくさんありました。
そこをどう切り返していくか。
その切り返しにおもしろさを感じるには、もう少し経験が必要でした。
教室の中に「ドラマを創りたい」。
この頃、目指していたことです。
著名な実践家の先生たちの記録を読み、その中で起こる「ドラマ」にしびれ、「自分もそんな実践がしたい」と、夢見ていたのです。