KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第二期 一新紀元  先生のつうちひょう(1)  1999.7.16 No.47

 学期末ということで、子どもたちの通知表(あゆみ)をつけました。

 そこで逆に、子どもたちにも私の通知表をつけてもらいました。

 子どもたちには、

「先生がもっといい先生になるためのものです。

 厳しく正直につけてください。」

と話しました。

 

 さて、結果ですが、まず「勉強の教え方」について、

 ① たいへんよかった・・・100点  ② よかった・・・80点

 ③ ふつう・・・60点  ④ よくなかった・・・40点

と点数化し、平均点を出しました。

(1)国語 92点

 ・ 国語のテストでまちがいがあって、できたときに「がんばった。」と言ってくれた

   から。

 ・ テストの後、しっかり教えてくれる。

 ・ 本読みが上手でよかった。

 ・ しっかり教えてくれて、よくわかる。

 

(2)算数 89点

 ・ かさしらべや長さなどがよくわかった。筆算の引き算が、わかりにくい。

 ・ ヒントを教えてくれました。

 ・ 計算も、正しく教えていたから。

 ・ 理科室で水をはかったところがよかった。

 

(3)せいかつ 92点

 ・ たんけんに行けたから。

 ・ ラッカセイの絵をかいたとき、「じょうずだね。」と言ってくれました。

 ・ あまりおもしろくなかった。もうちょっと、おもしろくしてほしい。

 ・ たんけんや虫や生きものをとりに行ったのがおもしろかった。

 

(4)体育 96点

 ・ 先生に、側転をおしえてもらいました。

 ・ すごく楽しかった。

 ・ いろいろなあそびを考えてくれてよかった。

 ・ うしろまわりができるようになった。

 

(5)図工 94点

 ・ 動くおもちゃを作るのがよかった。

 ・ 手本を見せてくれるから。

 ・ どうやったらいいのかわからない時に、教えてくれるから。

 

 

 今思うと、「よくぞ、つけてもらった!」と、驚きです。

 子どものちょっとした言葉、態度に傷つき、落ち込んでしまう私は、今ではこんなこと怖くてできないです・・・。

 若さゆえの、大胆な取り組み!

 子どもたちは優しいので、そんなにシビアにはつけないところがありますが、それでも算数の平均89点はショック。

 よほど教え方がだめだったのでしょう。

 「わかった!できた!」という経験。

 それが算数では、あまりできなかったのです。

 残りは次回。