KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第二期 一新紀元  運動会終了 1999.9.21 No.59

 19日(日)は、運動会に多数ご参加いただき、ありがとうございました。

 子どもたちの様子、がんばりはいかがだったでしょうか。

 すべてにわたり、練習の成果を出し切り、今までで一番いいものができたと思っています。

 ただ、ダンスの『だんご3兄弟』の時、デッキの調子が悪く、急きょラジカセを使ってのものになってしまい、5分以上の空白を作ってしまったことだけが心残りです。(放送担当として最高にあわて、パニックになってしまいました・・・。)

 この点を深く、お詫びいたします。すみませんでした。

 でも、子どもたちは上手におどっていました。

 さすが、たいしたものです。

 やるときはやる!

 ここぞというときのパワー、子どもたちの力はすごいものです。

 ぼくもハッピを着て、一緒に「わっしょい!」と走りたかったのですが・・・。

 

 運動会が終わり、子どもたちを集め、話をしました。

 自分は放送担当だったので、この日はほとんど子どもたちと接していません。

 なんだか久しぶりに会ったような、不思議な感覚で、子どもたちの前に立ちました。

 子どもたちには、次のような話をしました。

 

 ◎ 結果は赤組の勝ちだが、大切なのはどれだけ全力を出してがんばったかである。

   「力いっぱいがんばった人?」(全員の手があがる)

   先生も見ていて、そのように感じた。

   100点満点の運動会だ。

 ◎ 何より一番うれしかったのが、「26人全員」が、最後までがんばってくれたこ

   と。閉会式の時、2年生26人全員がいることを確認し、うれしくて涙が出そう

   になった。

 ◎ 記念品をもらう時、(代表の)Sくんは「ありがとう。」と大きな声で言った。

   君たちのすばらしさは、「ありがとう。」が、自然に言えることだ。

 

 一人ひとりが、確実に成長していることが実感できる運動会でした。

 本当にぼくは、閉会式の時、全員がいることが分かった時、うれしさでいっぱいだったのです。

 こんな感動的な瞬間は、そうあるものではありません。

 クラスみんなで、拍手をしました。

 

 

 当時は、夏休みが明け2週間ほどで運動会だったのです。

 暑さ厳しい今では考えられません。

 残暑の中練習をし、走り、声を出し。

 子どもたちは、よくがんばったと思います。

 ここに書いているように、CDから音が出ず、すっごく焦り、パニクったのを覚えています。

 予備としてカセットテープに録音しておけば、こんなことにはならなかったのですが、そこを怠りました。

 「大丈夫だろう」という油断と慢心が招いたミスです。

 小さなところまで、心を配り準備をする。

 そういった丁寧さが、大切です。

 「5分間の空白」を何事もなかったかのように踊りきった子どもたち。

 最高の、子どもたちです。