学期の始まりは、とても緊張します。
「どんな顔でみんなに会おうかな?」あれこれ考えましたが、結局いつもと変わらず「おはようございま〜す。」と、あいさつして教室に入りました。
集められるものを集めたあと、始業式に行く準備をして、ろうかにならびます。
学級委員を先頭に出発。
始業式での話を聞く姿勢は、すばらしいものでした。
大きな成長を感じます。
始業式の後、図書の本を返したり、宿題を集めたり。
翌日の予定を書き、少し休み時間にしました。
「9時50分まで休み時間」にしていましたが、外で遊んでいた子は時間を守り、教室に入ってきました。
時計を見て、時間とともに行動できたのです。
すばらしいことだと思います。
通信、宿題を配り、ぼくからいくつか話をしました。
冬休み中の様子を聞き、3学期に向け、3年生進級めざしてがんばってほしいことを話しました。
大旨、次のような内容です。
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3学期は、2年生のまとめの時期であり、りっぱな3年生になるための準備をする大切な時期です。
そこで、みんなにがんばってほしいことが3つあります。
1つめです。
今年は、「たつ年」です。
「たつ」とは、「竜」のことです。
竜は、雨や水の神様と言われています。
ふだんは水の中にひそんでいますが、長いこと雨が降らなくて人々が困っている時、水中から天に向かって飛んでいきます。
すると雨が降り、人々は助かるそうです。
ふだんはひっそり目立たなくても、人が困っていて助けてほしい時に出てきて、助けてくれるのです。
そこで、竜のように
「ここという時にたよりになる」「困っている人を助ける」人
になってください。
2つめです。
竜は、見た目はこわいですが、実はちがいます。
見た目で決めつけることはできません。
その人の「よさ」を見つけることが大切です。
「よさ」を、見つけてください。
3つめです。
いつも言っていますが、人の話をしっかり聞く。
「体ごと、心全体で聞く」ということです。
言葉には、人の心、たましい、思いがこもっています。
話を聞くということは、相手を大切にすることです。
人の話をしっかり聞ける人になってください。
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さて、あとは実行あるのみ!
あと少しで2年生が終わりです。
がんばろう!!
学期の始まり、終わりは、やはり特別です。
特に年が明けた3学期は、すべてがリセットされた新鮮な気持ちになり、「さあ、やるぞ!」という雰囲気があるような気がします。
辰年にちなんだ話を、この時はしました。
今ならモニターに、竜の画像を映したと思います。
話に合わせて場面を変え、「がんばってほしい3つのこと」も、ちょっとかっこよく映し出す!
この時は、「言葉だけ」で子どもたちに向かっていました。
それでもじっと私の目を見つめ、話を聞こうとする子どもたち。
そんな目を見ると、「真剣に向き合わなければ」と、私の心も引き締まります。