KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第二期 一新紀元  3年生進級めざして!  2000.1.12 No.105

 学期の始まりは、とても緊張します。

 「どんな顔でみんなに会おうかな?」あれこれ考えましたが、結局いつもと変わらず「おはようございま〜す。」と、あいさつして教室に入りました。

 

 集められるものを集めたあと、始業式に行く準備をして、ろうかにならびます。

 学級委員を先頭に出発。

 始業式での話を聞く姿勢は、すばらしいものでした。

 大きな成長を感じます。

 

 始業式の後、図書の本を返したり、宿題を集めたり。

 翌日の予定を書き、少し休み時間にしました。

「9時50分まで休み時間」にしていましたが、外で遊んでいた子は時間を守り、教室に入ってきました。

 時計を見て、時間とともに行動できたのです。

 すばらしいことだと思います。

 

 通信、宿題を配り、ぼくからいくつか話をしました。

 冬休み中の様子を聞き、3学期に向け、3年生進級めざしてがんばってほしいことを話しました。

 

 大旨、次のような内容です。

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 3学期は、2年生のまとめの時期であり、りっぱな3年生になるための準備をする大切な時期です。

 そこで、みんなにがんばってほしいことが3つあります。

 1つめです。

 今年は、「たつ年」です。

 「たつ」とは、「竜」のことです。

 竜は、雨や水の神様と言われています。

 ふだんは水の中にひそんでいますが、長いこと雨が降らなくて人々が困っている時、水中から天に向かって飛んでいきます。

 すると雨が降り、人々は助かるそうです。

 ふだんはひっそり目立たなくても、人が困っていて助けてほしい時に出てきて、助けてくれるのです。

 そこで、竜のように

 「ここという時にたよりになる」「困っている人を助ける」人

になってください。

 2つめです。

 竜は、見た目はこわいですが、実はちがいます。

 見た目で決めつけることはできません。

 その人の「よさ」を見つけることが大切です。

 「よさ」を、見つけてください。

 3つめです。

 いつも言っていますが、人の話をしっかり聞く。

 「体ごと、心全体で聞く」ということです。

 言葉には、人の心、たましい、思いがこもっています。

 話を聞くということは、相手を大切にすることです。

 人の話をしっかり聞ける人になってください。

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 さて、あとは実行あるのみ!

 あと少しで2年生が終わりです。

 がんばろう!!

 

 

 学期の始まり、終わりは、やはり特別です。

 特に年が明けた3学期は、すべてがリセットされた新鮮な気持ちになり、「さあ、やるぞ!」という雰囲気があるような気がします。

 辰年にちなんだ話を、この時はしました。

 今ならモニターに、竜の画像を映したと思います。

 話に合わせて場面を変え、「がんばってほしい3つのこと」も、ちょっとかっこよく映し出す!

 この時は、「言葉だけ」で子どもたちに向かっていました。

 それでもじっと私の目を見つめ、話を聞こうとする子どもたち。

 そんな目を見ると、「真剣に向き合わなければ」と、私の心も引き締まります。