KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第二期 一新紀元  「男の子」と「女の子」の勉強 2000.1.15 No.108

 『大きくなったわたしたち』の1時間目、「男の子と女の子のちがい」を、昨日学習しました。

 まず、服を着た2人の子どもの絵を提示し、

「どちらが男の子でしょう。」

と、たずねました。

 外見はほとんど同じなので、意見が分かれます。

 着ている服などを根拠に子どもたちは、自分の考えを言いますが、決め手はないようです。

 

 次に、

「男の子と女の子、身体でまったく同じところはどこですか。」

と聞くと、たくさん意見が出ました。

 「心臓がある。」「手や足がある。」「目や口がある。」「骨がある。」「血管がある。」「鼻がある。」等など。

 ここでは、「体の作り、外側の中も基本的には同じである」事をおさえました。

 

「では、ちがうところはどこですか。」

 子どもたちは、明快です。

「おちんちん!」

 ズバリと答えてくれます。

 

 最初に提示した絵の服をとります。

 すると、どちらが男の子で、どちらが女の子なのかは明らかです。

 そこで、

 

  男の子のおちんちんは、大人になって「いのちのもと」を作る

 

と、話しました。

 そして、

「女の子にもおちんちんはあります。赤ちゃんをおなかの中で育てるので、おなかの中

 に入っています。」

と話すと、「えっ!」と、驚いたようでした。

 

  女の子のおちんちんは、大人になると「赤ちゃんのたまごのもと」が作られ、

「赤ちゃんが育つ部屋」があり、「赤ちゃんの通り道」がある。

 

と説明し、さらに

 

  おちんちんは、生命を伝える働きがあり、お父さんがもっている「いのちのもと」と、お母さんがもっている「赤ちゃんのたまご」が一つになって、赤ちゃんになる。

 

と、話しました。

 だから、「とても大切なところなので、きれいによく洗い、たたいたり、けったりしてはいけない。」ことも、合わせて話しました。

 子どもたちの感想は、次の通りです。

・ おちんちんがいのちのもとをつくるなんて、ぜんぜんしらなかった。

  すごいべんきょうになった。

・ 女の子には、赤ちゃんのへやがあるんだな。

・ すごいなとおもった。すごいふしぎで、べんきょうになった。

  すごいくふうをしてあるのがわかった。

・ おちんちんのべんきょうで、だいじなことがわかった。

・ たまごのもととかは、知らなかった。お母さんたちは、しっているのかな。先生 

 は、本をよんだのかな。

・ 女の子のおちんちんは、おなかの中にあるなんてしらなかった。

 

 

 性の教育については学校で年間学習計画がたてられ、各学年で学習する内容が示されています。

 系統性を持たせるためです。

 使う用語、物なども共通認識されていて、どのような進め方で学習をしたのかも共有されます。

 この当時は、低学年では「おちんちん」という言葉で指導するのが、先行実践として教育書に紹介されていました。

 おそらく私がした授業は、当時としては一般的なものだったと思います。

 今はどのような内容で、どう進めているのかは分かりません。

 新聞等では「プライベートゾーン」という用語で、「水着で隠しているところはプライベートゾーンなので、人に見せたり、触らせたりするものではない。自分だけの大切な場所」というようなことを指導しているのかな、と思います。

 2年生の子どもたちはとても素直です。

 素直であるこの時期に、大切なことをわかりやすく、恥ずかしがらずに教えていく。

 さらにはこのように通信で保護者にも「学校がどんなねらいを持って、どんな指導をしているのか」を伝え共有していく。

 足並みをそろえた指導、が大事なのです。