「大きくなったわたしたち」の2時間目、生まれるまでの様子を学習しました。
おへそは何のためについているか
ここから始めました。
家の人から、「へそのお」のことについて聞いている子も何人かおり、「いいことだなぁ。」と思いました。
ここでのポイントは、
① 赤ちゃんがおなかの中にいる時、お母さんから栄養や酸素をもらう。その「く
だ(パイプ)」が、「へそのお」である。
② へそのおは、赤ちゃんのおへそと、お母さんの胎盤を結んでいた。
③ おへそは、赤ちゃんとお母さんの命がつながっていた証拠である。
の、3点です。
次に、おなかの中で成長していく様子をプリントを使って説明しました。
とがった鉛筆の先で、紙にチョンと点をつけさせ、
「生命の始まりは、これくらいの大きさだったんです。」
と話すと、子どもたちは驚いた様子でした。
そのあと、北沢杏子さんの『おかあさん』(岩崎書店)という絵本の読み聞かせをし、子どもたちが聞き取ってきたことを何人かに発表させました。
聞き取りを読ませていただくと、あたりまえのことですが、誰一人として例外なく、すべての子どもたちが大切にされ、誕生を祝福してもらっているということが、あらためてわかりました。
おなかの中のわが子に、毎日「元気?」と話しかけ、栄養をとり、転ばないように気をつけ、そして生まれた時、
「ものすごくうれしかった。感動した。」
「初めての赤ちゃんで、家の人が幸せな気持ちになった。」
「大きな幸せを運んでくれた。」
「涙が出るほど、感動した。」
などと、喜びで迎えられる。
この思い、子どもたちには伝わったはずです。
子どもたちの感想
・ お母さんはすごくくるしんでぼくをうんでくれたんだね。お母さん、ほんとうに
ありがとう。
・ お母さんは、すごくくるしかったんだな。ぼくをすごくだいじに思ってくれてい
るんだなぁと思うと、すごくしあわせだなぁ。
・ ぼくたちがそんなに小さかったとは、ぜんぜんしりませんでした。お母さんは、
そんなにたいせつにぼくたちをまもってくれたなんて、ぜんぜんしりませんでし
た。
・ いのちって、すごいと思った。おなかの中って、すごいと思った。へそのおっ
て、すごいと思った。
・ ぼくをたいせつにしてくれたから、ぼくだってなんでもがんばりたいと思いま
す。
子どもたちにとって、「家の人の言葉」が何よりも心に響いたようです。
聞き取って聞いた、直接の言葉。
友だちが発表した、間接の言葉。
「幸せ」「喜び」「感動」と言った言葉が並び、それらが子どもの中にすうっと入っていきます。
きっと、同じように感動し、喜び、幸せな気持ちになったでしょう。
「すべての子どもたちが」と、ここでは書きましたが、そうではない年もありました。
それでも私は、子どもたちに
「一人ひとり、かけがえのない存在なんだよ。」
ということと、
「幸せになるために、生まれてきたんだよ。」
ということを、伝え続けてきました。
そうあってほしいと、願っていました。
