KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第二期 一新紀元  おへそのひみつ 〜生まれるまで〜  2000.1.19 No.110

 「大きくなったわたしたち」の2時間目、生まれるまでの様子を学習しました。

 

   おへそは何のためについているか

 

 ここから始めました。

 家の人から、「へそのお」のことについて聞いている子も何人かおり、「いいことだなぁ。」と思いました。

 

    ここでのポイントは、

  ① 赤ちゃんがおなかの中にいる時、お母さんから栄養や酸素をもらう。その「く

   だ(パイプ)」が、「へそのお」である。

        ② へそのおは、赤ちゃんのおへそと、お母さんの胎盤を結んでいた。

  ③ おへそは、赤ちゃんとお母さんの命がつながっていた証拠である。

の、3点です。

 

 次に、おなかの中で成長していく様子をプリントを使って説明しました。

 とがった鉛筆の先で、紙にチョンと点をつけさせ、

「生命の始まりは、これくらいの大きさだったんです。」

と話すと、子どもたちは驚いた様子でした。

 

 そのあと、北沢杏子さんの『おかあさん』(岩崎書店)という絵本の読み聞かせをし、子どもたちが聞き取ってきたことを何人かに発表させました。

 

 聞き取りを読ませていただくと、あたりまえのことですが、誰一人として例外なく、すべての子どもたちが大切にされ、誕生を祝福してもらっているということが、あらためてわかりました。

 おなかの中のわが子に、毎日「元気?」と話しかけ、栄養をとり、転ばないように気をつけ、そして生まれた時、

「ものすごくうれしかった。感動した。」

「初めての赤ちゃんで、家の人が幸せな気持ちになった。」

「大きな幸せを運んでくれた。」

「涙が出るほど、感動した。」

などと、喜びで迎えられる。

 この思い、子どもたちには伝わったはずです。

 

 子どもたちの感想

 ・ お母さんはすごくくるしんでぼくをうんでくれたんだね。お母さん、ほんとうに

  ありがとう。

 ・ お母さんは、すごくくるしかったんだな。ぼくをすごくだいじに思ってくれてい

  るんだなぁと思うと、すごくしあわせだなぁ。

 ・ ぼくたちがそんなに小さかったとは、ぜんぜんしりませんでした。お母さんは、

  そんなにたいせつにぼくたちをまもってくれたなんて、ぜんぜんしりませんでし 

  た。

 ・ いのちって、すごいと思った。おなかの中って、すごいと思った。へそのおっ

  て、すごいと思った。

 ・ ぼくをたいせつにしてくれたから、ぼくだってなんでもがんばりたいと思いま 

  す。

 

 

 子どもたちにとって、「家の人の言葉」が何よりも心に響いたようです。

 聞き取って聞いた、直接の言葉。

 友だちが発表した、間接の言葉。

 「幸せ」「喜び」「感動」と言った言葉が並び、それらが子どもの中にすうっと入っていきます。

 きっと、同じように感動し、喜び、幸せな気持ちになったでしょう。

 「すべての子どもたちが」と、ここでは書きましたが、そうではない年もありました。

 それでも私は、子どもたちに

 「一人ひとり、かけがえのない存在なんだよ。」

ということと、

 「幸せになるために、生まれてきたんだよ。」

ということを、伝え続けてきました。

 そうあってほしいと、願っていました。