28日(金)、「赤ちゃんのときの自分」の学習をしました。(聞き取り等でご協力いただき、ありがとうございました。)
まず、生まれたときの身長と同じ長さのテープを見せ、「だれだと思う?」と、予想してもらいました。
そして、今の身長と同じ長さのテープを横に並べ、黒板に貼りました。
Tさん、Sさん、Hさん、Yさん、Kさん、Mさんの6人分を、ズラーッと並べました。
生まれてからの成長が、実感できたようです。
次に、赤ちゃん人形(50cm、3000g)を、何人かに抱っこしてもらい、生まれたときの重さを感じてもらいました。
その後、赤ちゃんの時に使っていた服やおもちゃなどを何人かが持ってきてくれましたので、それを紹介しました。
ただ紹介しただけではおもしろくないので、クイズ形式にしました。
箱の中に持ってきてくれた物を入れ、手でさわってあてるという、「これは何でしょうクイズ」にしました。
クイズに出したのは、Yさんの靴下、Sさんのおもちゃ、Tさんのほにゅうびん、Mさんのくつ、Rさんの人形、そしてぼくが持ってきたおむつです。
最後に、赤ちゃんだった時の様子を発表してもらい、お家の人に書いてもらった、「0〜1歳だったときの気持ち・思い」を、何点か読みました。
『寝顔を見て、何とも言えない幸せな気持ちになった。』
『病気で入院した時は、家中で心配した。』
『ハイハイ、おすわり、つかまり立ちと、できるごとに家族みんなで喜んだ。』
『何をしても喜び、何かあると心配したりと、毎日、何もないことはなかった。』
『寝顔を見ながら、「お母さんのところに生まれてきてくれて、ありがとう」って思っていました。』
『元気にすくすく育ってくれてよかった。』
等々、子どもへの愛情、願いがびしびし伝わってきました。
子どもたちの感想
・ うれしかったし、あいしてくれてることがわかった。
・ 赤ちゃんのときは、小さかったんだな。
今、せいがたかい人でも赤ちゃんのときは、小さかったんだ。
・ さいしょは、このべんきょうのいみがよくわからなかったけど、なんかいもやっ
ていて、やっと「うまれてきてよかったな」と思いました。
・ 生まれたときと、今の自分では、こんなに大きくせいちょうしているなんて、思
いもしなかった。すごいと思った。
・ おかあさんが、いっぱいあいじょうをおくってくれたんだな。
それですくすくそだってきて、こんなに大きくなって、かわいい子になってほし
いとおもってたんだ。
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楽しく始まり、しんみりとして終わる、そんな授業っだように思います。
家の人の「気持ち・思い」を聞くときの子どもは、普段の授業では見せないような、穏やかで、幸せな顔をしていたはずです。
今、こうして文字におこしている時、自分の子どもが小さかったときのことを、懐かしく思い出しています。
くしゃみをしただけで、「だいじょうぶか!」と心配になり、寝息を確認して安心し、鼻水が詰まったときは私が口で吸い出した記憶があります。
汚いなんて、少しも思いませんでした。
何よりも愛おしく、大切だったのです。
子どもの感想で、
・ なんかいもやっていて、やっと「うまれてきてよかったな」と思いました。
というのを読み、「この学習をしてよかった・・・。」そう思いました。
ガッツポーズです。
