国語の小単元に『ことばであそぶ』というのがあります。
思ったこと、感じたことを短い言葉で表現する、つまり、「詩を書く」ということです。
教科書に載っているのを読んだり、おもしろい詩を紹介したり、言葉集めをしたりした後、子どもたちに「詩」を書かせました。
1つめは、題名を「えんぴつ」「けしごむ」「ヘルメット」の中から1つを選んで、考えさせました。
いくつか紹介します。
けしごむ いつもまちがったら、けしてくれる。
すごいなー。
ヘルメット いつもがっこうへ行くときにあたまをまもってくれるから、
もうあんしん。
ヘルメット みんなのあたまをまもってる。
だいじなあたまをまもってる。
ヘルメット いつもあたまにのぼって、
おちないかなあ。
えんぴつ けずって、けずって、ちゅうしゃみたい。
つかって、おれて、けずって、ちいさくなる。
2つめは、自由に書かせました。
いくつか紹介します。
がっこう あつい日は がまんして
さむい日も がまんして
みんなをまっている。
かぜをよけて、まもってる。
はやくはやくと、まっている。
じぶんの体 体 いつもたべものをしょうかしてくれる。
なんで、しょうかできるのかな。
なかに小さい人でも、はいっているのかな。
こくばん チョークでかいて、
かゆくないかな。
せんせい まいにち、べんきょうをおしえてくれる。
まいにち、みんながかしこくなっていく。
ありがとう。
子どもたちの感性が伝わってきます。
この子たちの、未来は明るい!!
詩の学習は、音読、書き写し、暗誦をよくさせました。
時間がないときなどは、「それで終わり」ということもありましたが、
「(この詩を)絵で描いてごらん。」
「続きがあるとしたら、どんな続きにしますか。」
等と考えさせることもありました。
「詩を作らせる」こともしてきましたが、そのときはいわゆる「一行詩」のような、短い詩を書かせました。
おもしろく、すてきな一行詩がたくさんありますので、それを紹介し、書き写させ、この授業のように題名を示して考えさせます。
何人かに発表させると、次々と子どもたちは書いてきます。
「3つ作れた人は、1つを選んで黒板に書きなさい。」
と指示し、黒板に書かせたりもします。
それを参考に、なかなか作れない子どもも書けるようになってきます。
それでもできない子どももいます。
「いいな、と思った詩を、写しなさい。」
と言って、書き写させます。
それでいいのだと思います。
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