久しぶりに、生活ノートを書かせました。
国語で今、作文の学習をしていることもあり、「どこまで書けるようになったのかな。」と、楽しみながら読みました。
読みごたえのある、すてきな生活ノートが多いのに驚きました。
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今日、妹のめんどうをみました。
はじめに、りにゅうしょくを食べさせました。
妹はときどきよそ見をして、
「ううう。」
と、うなっていました。
つぎにだっこをしてあげたら、またうなって、ずつきをしてきました。
とってもたいへんだったです。
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※ Sさんのお兄ちゃんぶりが伝わってきます。
このような経験を通して、ひと回り人間として大きく、たくましくなるのでしょう。
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今日、お父さんといっしょにはたけに行って、だいこんをぬきました。
それはそれは、大きな、お母さんの足のようなだいこんがぬけました。
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※ 絵も描かれていました。
ユーモアのある作品です。
きっと、あったかい、いい関係なんだろうな。
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たんじょうび
2月19日は、おじいちゃんのたんじょうびでした。
おじいちゃんは、65才になりました。
はじめに、プレゼントをかいにいきました。
つぎに、ケーキをつくりました。
それから、おじいちゃんのしごとばへ、ケーキとプレゼントをもっていきました。
おじいちゃんとおばあちゃんは、よるおそくまで、のりのしごとをしています。
そして、しごとばで、たんじょうびのおいわいをしてあげました。
おじいちゃんは、とてもよろこびました。
おじいちゃんに、いつまでも、ながいきしてほしいです。
おじいちゃんがよろこんでくれたので、わたしは、とてもうれしかったです。
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※ Yさんの優しさが、素直に伝わってきます。
おじいちゃんのことが、大好きなんだという思い。
ジーンときながら読みました。
仕事場で、誕生日のお祝いをしているシーンを想像すると、ドラマのように感動的です。
こんなドラマを、もっと子どもたちに体験させたいと思いました。
この生活ノートの文も、おじいさんにとっては、最高のプレゼントです。
おじいさんの喜びを、自分の喜びとして感じることができる。
すてきなことです。
生活ノートを、「久しぶりに」ではなく、定期的に、継続して書かせるとよかったなあと思います。
自分の生活の、ほんの一部分を切り取り、あたため、膨らませていくことは、やはり「書き続ける」ことで少しずつできるようになってくるのです。
この子たちならきっと、表情豊かな作文を書いたことでしょう。
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