KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第二期 一新紀元  生活ノートより  2000.2.22 No.121

 久しぶりに、生活ノートを書かせました。

 国語で今、作文の学習をしていることもあり、「どこまで書けるようになったのかな。」と、楽しみながら読みました。

 読みごたえのある、すてきな生活ノートが多いのに驚きました。

 

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 今日、妹のめんどうをみました。

 はじめに、りにゅうしょくを食べさせました。

 妹はときどきよそ見をして、

「ううう。」

と、うなっていました。

 つぎにだっこをしてあげたら、またうなって、ずつきをしてきました。

 とってもたいへんだったです。

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 ※ Sさんのお兄ちゃんぶりが伝わってきます。

 このような経験を通して、ひと回り人間として大きく、たくましくなるのでしょう。

 

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 今日、お父さんといっしょにはたけに行って、だいこんをぬきました。

 それはそれは、大きな、お母さんの足のようなだいこんがぬけました。

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 ※ 絵も描かれていました。

  ユーモアのある作品です。

  きっと、あったかい、いい関係なんだろうな。

 

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   たんじょうび

 2月19日は、おじいちゃんのたんじょうびでした。

 おじいちゃんは、65才になりました。

 はじめに、プレゼントをかいにいきました。

 つぎに、ケーキをつくりました。

 それから、おじいちゃんのしごとばへ、ケーキとプレゼントをもっていきました。

 おじいちゃんとおばあちゃんは、よるおそくまで、のりのしごとをしています。

 そして、しごとばで、たんじょうびのおいわいをしてあげました。

 おじいちゃんは、とてもよろこびました。

 おじいちゃんに、いつまでも、ながいきしてほしいです。

 おじいちゃんがよろこんでくれたので、わたしは、とてもうれしかったです。

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 ※ Yさんの優しさが、素直に伝わってきます。

 おじいちゃんのことが、大好きなんだという思い。

 ジーンときながら読みました。

 仕事場で、誕生日のお祝いをしているシーンを想像すると、ドラマのように感動的です。

 こんなドラマを、もっと子どもたちに体験させたいと思いました。

 この生活ノートの文も、おじいさんにとっては、最高のプレゼントです。

 おじいさんの喜びを、自分の喜びとして感じることができる。

 すてきなことです。

 

 

 生活ノートを、「久しぶりに」ではなく、定期的に、継続して書かせるとよかったなあと思います。

 自分の生活の、ほんの一部分を切り取り、あたため、膨らませていくことは、やはり「書き続ける」ことで少しずつできるようになってくるのです。

 この子たちならきっと、表情豊かな作文を書いたことでしょう。

 

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