KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第三期 疾風怒濤  どうしてそう考えたのか  2005.4.28 No.4

 昨日の国語の時間、「うたにあわせてあいうえお」の学習をしました。

 「あかるい あさひだ あいうえお」

 「いいこと いろいろ あいうえお」

 「うたごえ うきうき あいうえお」

 「えがおで えんそく あいうえお」

 ここまでを板書し、何度か読ませたあと、

 

  この続きは、あるでしょうか

 

と、問いました。

 そして、

 

  どうしてそう考えたのか

 

を、たずねました。

 教科書をすでに読んでいた子どもは、

「教科書に書いていたから、続きはある。」

と、言いました。

 でも、それでは国語の学習になりません。

「書かれているところ(本文)から根拠を見つける」のが国語です。

 

 しばらくして、「いいこといっぱい」を根拠に、

「いいことがいっぱいあるんだから、えんそくのほかにもまだあると思います。」

と答えた子どもがいました。

 また、

「あかるいの『あ』、いいことの『い』、うたごえの『う』、えがおでの『え』で、『あい  

 うえお』なんだから、まだ『お』がある。」

と答えた子どももいました。

 それらの考えの良さを褒めました。

 

 続きの「お」があることを確認した後、

「続きは、どんな話なんだろう。」

とたずねました。

 いくつかの続きの予想が出され、それらの中で「どれが正しいと思うか。」をたずねると、

「『あ』から『え』までは、すべて3行ずつになっているので、4行になっているのはおか

 しい。」

ということから、4行になる続きは違うということになりました。

 

 しばらくすると、手をたたきながら読もうとしている子どもがいました。

「どうして、そうしようとしたの。」

と聞くと、

「文字の数を調べるため。」

と答えました。

「じゃあ、みんなでやってみよう。」

と言って、手をたたきながら読みました。

 はじめの2行は4文字ずつであることが分かりました。

 つまり、4文字になっていないものは違う、ということになったのです。

 残った3つから、正解はどれかを教科書で確かめさせました。

 予想が当たった子どもは、「やったー。」と、おお喜びでした。

 

 書かれていることを根拠に、このような話し合いができる子どもたちのすごさに驚きました。

 力のあるこどもたちです。

 5月から、ますます楽しみになってきました。

 

 

 子どもたちからどんな「予想」がだされたのか記録がないのでわかりません。

 いろいろな「続き」を考え、それらを黒板いっぱいに書いたように思います。

「どうしてそう考えたのか」が主発問です。

 教科書に書かれている「正解」をあてるのが目的ではありません。

 

  何を根拠にした自分の考えを、自分の言葉でどう伝えるか。

 

 これ大事にしました。

 子どもの考えは、おもしろい。

 出た考えをすべて認め、そしてそれらについて「どう思う?」と返せば、どんどんいろいろな意見が出てきます。

 根拠がしっかりしていれば、正解は一つではなく幾通りもあります。

 子どもとのそんなやりとりを、私は楽しんでいました。