KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第三期 疾風怒濤   つながり合おうとする姿  2005.5.16 No.8 

 とっさのときにどうするかは、人の生き方として、とても大切なことです。

 先日、給食のときにおぼんを落とし、食器を割ってしまった子どもがいました。

 不注意であると言えばそれまでですが、誰にだって起こりうることです。

 もちろん私も、落としてしまうことはあるでしょう。

 これは、仕方のないことなのです。

 

 肝心なのは、その後の動きです。

 私は、それを見ることにしています。

 まずは、「落としてしまった本人」は、どうするか。

 これまでの様子から、大きく2つあるように思います。

 1つは、何もなかったかのように黙ってそのままにしている子ども。

 2つは、困った顔をして、自分がしてしまったことを報告しに来る子ども。

 言うまでもなく、2つ目の姿をまずは求めます。

 

 先日の子どもは、すぐに私に言いに来ました。

 そして私は、ケガをしなかったかを確かめ、自分でできることをさせました。

 自分でできる後始末を自分でさせることで、人にも同じようにできるからです。

 

 次に周りの子どもはどうするか。 

 これをとても大切にしたいです。

 大きく3つあるようです。

 1つは、「だいじょうぶ。」と声をかけたり、片付けを手伝ったりする子ども。

 2つは、「どうしたん。」と、おもしろ半分に見に来る子ども。

 3つは、人ごととして関心をよせずに、自分のことをしている子ども。

 

 1つ目の姿が、友だちとつながり合おうとする、すばらしい姿だと思います。

 「だいじょうぶ。」と、声をかけていた子どもや、割れた食器を片付けようとしていた子どもが何人かいて、よい姿だなと思いました。

 あたたかい声をかけてもらうことで、食器を割ってしまった子どもも、ほっと安心するでしょう。

 このような姿が広まっていくことを願います。

 

 また、6年生の給食当番の子どもは、素早くぞうきんを持ってきて、こぼれたおかずを残飯用のバケツに入れたり、床を拭いたりしていました。

 このような姿からも、子どもたちは何かを学ぶことができます。

 

 いただきますをする前に、全体に、「こんなときにどうしたらいいのか。」を話しました。

 何かが起こったとき、自分でできることは何かを考え、行動できる子どもになってほしいです。

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 1年生の子どもであっても、何か失敗したり、困ったりしているとき、私はすぐにはこえをかけたり、手助けしたりをしませんでした。

 「どうするか」を見て、「どうにかしようとした」その行動を価値付け、全体に広げようとしてきました。

 助けるのは簡単で、手早くできます。

 しかしそれでは、いつまでたっても子どもは人任せ。

 先取りして道をならし、そこを歩かせていては、子どもに力はつかない。

 時間がかかったっていいじゃないか!

 自分の足で、あれこれ考えながら歩かせることが大事だと思います。

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