一学期、やり残したことはけっこう多い。
自分が思い描いている学級にも、まだまだほど遠い。
決して手ぬきをしたわけではない。
一学期間、持てる力を出し尽くしたつもりでいる。
その結果が、「今」なのである。
まだまだ未熟だなあと思う。
勉強不足でもある。
子どもには申し訳ない。
一学期やり残した分、力及ばなかった分は必ずや二学期に補いたい。
基礎学力をつけたい、思いやり・助け合いの心を育てたい、「ほめて」伸ばしたい、教師がいなくても自分たちだけですごせるような学級にしたい、自分の思いが出せる子どもにしたい、自主・自立(自律)を養いたい・・・・。
とにかく、夢・ロマンはあふれるほどあった。
たくさんありすぎたのかもしれない。
だが、二学期以降も追い続けていきたい。
今とにかく、子どものことを考えるのが楽しくてしかたがない。
時には疲れることもあるが、子どものために全力を尽くしたいのだ。
どうすれば子どもに力をつけられるか、どうすれば子どもの喜ぶ顔を見れるか、そんな事を気がつけば考えている。
出会ってまだ三ヶ月あまり。
ぼくは子どもたちの事が、大好きだ。
すてきな子どもたちに出会え、幸せに思う。
この子たちのためなら何だってできる、そんな気がする。
終業式の今日、子どもたちと出会った日と同じように一人ひとり手紙を渡し、握手した。
初心にかえるつもりで、二学期はよりよい学級作りをしていきたい。
一人ひとりにもっと、力をつけてあげたい、そんな思いでいっぱいだ。
一学期、すてきな子どもたちをありがとうございました。
二学期さらに勉強をして、子どもたちにとって価値ある教師になりたいと思います。
二学期もどうぞ、よろしくお願いします。
この頃は、こんなにも「思いや願い」にあふれていたんだなあ。
本を読んだり、研究会に参加したり、同僚や先輩と語り合ったり、そんなことが楽しくて仕方がなかった。
今の自分に、ここまでの「熱さ」はありません。
だからといって、冷めきったわけでもありません。
今はまだ、新しい何かを見つけるための手探り状態です。
確かにあった、夢中で駆け抜ける時間。
その時間の積み重ねが、今の自分をつくってきました。
「胸を張っていい」
そう思いました。