子どもたちに「2学期にむけて」というプリントを宿題で出した。
項目は、
・ わたしは、ぼくは こんなことをがんばるぞ!
・ クラスでこんなことがしたい!こんなクラスにしたい!
・ 先生におねがい!
の3つである。
それぞれについて書いてもらった。
子どもたちの決意や願いを知ることにより、学級経営に生かそうというねらいである。
今日はまず、「クラスでこんなことがしたい!こんなクラスにしたい!」に書かれたものを幾つか紹介する。
◯ たのしいクラスにしたい。
◯ けんかのないクラス。
◯ なかよしクラスにしたい。
◯ 元気なクラス。
◯ あそびのキャンプがしたい。
◯ 休み時間、先生とクラスの子とサッカーがしたい。
◯ あいさつがいっぱいできるクラス。
◯ うつしえの大会がしたい。
◯ クラスみんなでサッカーがしたい。
◯ やさしいクラスにしたい。
◯ なかよしで、元気いっぱいあそんで、べんきょうをいっぱいするクラス。
◯ クラスでこままわし大会とかがしたい。
◯ がっきあそびがしたい。
これらを見ていくと、遊びを通してクラス全体もっと仲よく、もっと楽しくなりたいという気持ちがすごくよく表れていると思う。
人間の子ども時代が長いのは、遊びが人間形成・人格形成に不可欠であり、その時間を保証するためだという説がある。
集団で遊ぶことにより、その遊びを通してルールの大切さを知り、社会性を身につけていくのである。
1学期、クラス全体で遊ぶ時間はあまりにも少なかった。
イベントに力を入れたいと考えていたが、ほとんど計画されなかった。
2学期はできるだけ遊ぶ時間を作りたいと思う。
イベントを計画し、実行していきたいと思う。
もちろん、勉強はしっかりする。
『よく学び、よく遊ぶ』2学期でありたい。
9日(土)、子どもたちに宣言した。
”君たち全員を、先生はかしこくしてあげます。
先生の力だけでは、無理です。
あなたたちも「ていねいさ、しんけんさ、すなおさ、ねばり」をもってがんばらなければだめです。
たくさん勉強して、たくさん遊びましょう。”
実りの秋は、もうそこまで来ている。
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子どもたちの思いや願いを知ることは、学級を作っていくうえで、とても大切なことだと思います。
よく言われることですが、学級の主役は子ども。
担任の、一方的な指導だけでは、子どもはそっぽを向いていきます。
だからといって、なんでも子どもの思いのまましていては、学級は乱れるだけ。
子どもの思いや願いを大切にし、教師がそれらをうまく形にしていく。
どうすれば目指す子どもたちの姿とつながるのか。
集団を育て、力がつくには何が必要か。
考えに考え抜いたことを子どもたちに伝え、さらにクラスで練り上げていく。
そういった時間が、とっても楽しかったのです。