春4月、1年で最も緊張するときです。
なぜなら、新しい出会いが待っているからです。
前日の5日、新しく出会う2年生26人の名前を、何度も読みました。
「名前を覚える」このことからぼくはいつも、スタートします。
家の人のあふれるばかりの願い、思いが込められた名前。
その大切な名前を覚えることにより、一人ひとりをかけがえのない存在として、ぼくの中に確かに刻みたいと思います。
自分の考えを、少し述べておきます。
学校・教室はもちろん「学ぶ場」です。
でも、それだけではありません。
「人と人とがふれあう場」
つまり、
人は人との関わりの中で育っていく
ことを知る場、でもあるのです。
当然、様々なトラブルが起こります。
それがあたりまえであり、そのトラブルを大切にし、丁寧に扱うことにより、自分(個人)だけでなく、クラス全体を高めていきたいと考えています。
そこで、何年生を持っても、いつも強く言っていることですが、「いじめ・差別を許さない」強い姿勢で臨み、「いじめ・差別をしない、させない、許さない」態度を育てたいと考えています。
そして一人ひとりがキラキラ輝き、自分の良さが認められるような、そんな教室・クラスにしたいと思っています。
力不足で、いろいろご迷惑をかけることもあるでしょうが、受け持った以上、全力を尽くし、全責任を持って指導していきます。
本日、大切な26人の子どもたちを、確かにおあずかりいたしました。
この1年、よろしくお願いいたします。
前回お伝えした通り、異動でW市のN小学校に赴任することになりました。
この学校には、5年間在籍しました。
この5年の間に、
・ 新居の建設に伴って引っ越し。
・ 娘の誕生。
・ 「W市全体の仕事」に関わることにより担任を持てず、専科としての2年間。
・ W大付属小学校への異動が決まる。
といった様々なことがあり、目まぐるしい日々を過ごしてきました。
一新紀元(いっしんきげん)・・・新たな時代の始まり
大きな変化によって、新しい時代が始まること
まさしく、そんな日々でした。
それらは全て、貴重な経験となり、今の自分につながっています。
この「第二期」の通信は、N小学校5年目の記録になります。
第一期のときと比べ、私も少しは成長していることと思いますが、「キラキラ星」たちとの1年間を振り返っていきます。