KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第二期 一新紀元  まず、自分の名前をしっかりと書く!  1999.5.26 No.25

 国語のテストをしました。

 テストは結果だけ(点数だけ)見て、どうのこうので終わりではありません。

 次へのステップにするべきです。

 なぜまちがえたのか。

 そのことを分析することが大切だと思います。

 

 はっきり言って、点数はかなり悪かったです。

 ほとんどの子が、

  ”問題文を正しく読まない”

 ためのかんちがい(?)で、30点マイナスになっています。

 本来ならプラス30点だったのでしょうが・・・。

 多くの子がまちがっていたのが、この問題です。

 

 4️⃣ おにになったじゅんがよくわかるように

   どんなことばをつかって書いていますか。

   (じゅんじょをあらわすことばを、書いているじゅんに書きなさい。)

   (     ) → (     ) →

   (     ) → また

 

 よく読めば、「じゅんじょ」をあらわすことば(たとえば「まず」「つぎに」「それから」「さいごに」など)を見つけて書くだけなのですが、おにになった順に「人の名前」を書いている子がほとんどでした。

  題意通り、正しく書けていた子は7人でした。

 

 テストに(自分の)名前を書くところがあります。

 この名前を、いいかげんに書いているかいないかで、実はかなり差が出ます。

 しっかり書けているな、と判断した子の名前にところに、◎を書いておきました。

 11人いました。

 11人のうち5人が、上記の問題を正しく答えていました。

 残り15人は、名前がしっかり書けていません。

 その15人のうち、2人しか正解ではありませんでした。

 

 もっと顕著に差が出るのが、裏の『言葉』の問題です。

 いわゆる「漢字」や「言葉」です。

    100点は10人でしたが、そのうち8人が、名前が◎の子です。

 たかが名前、されど名前なのです。

 物事に取り組む姿勢が、まず「名前を書く」ところにあらわれるのです。

 最初がいいかげんであれば、あともそうです。

 ちょっとしたことにでも一生懸命、丁寧に取り組めるかどうかが成長のポイントであると考えています。

 

 

 「問題文を正しく読み取る」

    つまり、「問われていることは何で、どう答えるのか」を理解し、答えることがなかなかできない子どもは、いつもいました。

 「うっかりミス」と言えばいいのかどうかはわかりませんが、テストを返却後に解説をすると、「あ、そうか!」となっていました。

 「問われていることに対する答え方」の授業をしたこともあります。

 特に国語であれば、答えは必ず本文内にあります。

 それをどのようにして見つけ、どう答えとして表すか。

 いま子どもたちが受けている「学力調査」も、問いと答え方に慣れることで、ある程度点数は取れます。

 名前の書き方もそうですが、普段の自分の子ども達への指導がすべてテストの結果に表れるのでしょう。

 反省すべきは、自分自身!なのです。

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