KenGのあしあと(学級通信より)

過去に出してきた学級通信を紹介

第二期 一新紀元  生活ノートより  1999.6.10 No.31

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 きょう、おかあさんのお手つだいをしました。

 にくたたきというものをもってきて、たたきました。

 ぶつぶつができました。

 大きいほうと小さいほうがありました。

 わたしが、

「どっちでするの?」

と言ったら、おかあさんが

「どっちでもいいよ。」

と言いました。

 そのにくをうすくのばして、小むぎことたまごとパンこをつけました。

 たのしかったです。

 おかあさんがあぶらであげてくれたら、とんかつのできあがりです。

 わたしは、おいしかったので4こもたべました。

 サクサクしてすごくおいしかったです。           (R)

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    ひいじいちゃんのおみまい

 ぼくは、きょうじてんしゃで、おかあさんといっしょにひいじいちゃんのおみまいにいきました。

 びょういんのなまえは、こにしびょういんです。

 ひいじいちゃんは、げん気で、ぼくのかおを見たらよろこんでいました。

 20ぷんぐらいいました。

 ひいじいちゃんはなんども

「またきてな。」

と言っていました。

 ぼくはまたいこうと思いました。

 ぼくは早くよくなって、たんいんしてきてほしいです。    (S)

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 読んでいて「いいなー。」と思ったのを2つ、紹介しました。

 Rさんのは、その時のようすがくわしく書けていて、すごく生き生きとしています。

 Sくんのは、Sくんの優しさがストレートに伝わってきます。

 なんだかジーンとくるものがありました。

 

 

 子どもの作文を載せた通信は、時間をとって読みかせてきました。

 その時に、「ここがいいよね。」「こう書くと、その人の思いが伝わるね。」等と話します。

 「なるほど」と思った子どもは、私が話したことや、友だちの作文を生かして、次に書いてきます。

 それは、はじめはほんの一人か二人ですが、それを続けていくことで、徐々に広がりを見せます。

 そしてまた通信に載せ、読んで聞かせる。

 拙いながらも、作文指導のようなことをしてきたのです。