子どもたちが提出した生活ノートを読むと、子どもたちのいろんな生活の一面、思いを知ることができます。
書かれていることすべてが、子どもたちの生活そのものであり、子どもの生き方、考え方なのです。
2つ紹介します。
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さんかん日に、先生が読んでくれた本の話を家でしました。
お母さんが、
「もし自分が、本の子どもみたいやったらどうする。」
と、聞いてきました。
ぼくは、
「いやや。」
と言いました。
こんどは、
「もし、(弟の)Yが、本の子みたいにいじめられて、しんじゃったらどうする。」
と、きかれました。
ぼくは、なみだが出てきました。
ぜったいぜったい、Yがしなないで、と思いました。
ぼくがないていたら、お母さんもないていました。
おとうとを、もうちょっとやさしくしてあげようと思いました。
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『わたしのいもうと』(松谷みよ子作、味戸ケイコ絵、偕成社)は、かなり心に響いたようです。
事実である、ということ。そして、いつこのようなことが、身近で起こるかわからないということ。
何より、「生命」を通して、いじめについて考えさせられるということ。
重いテーマですが、しっかり受け止めなければいけないと思います。
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金よう日、のりのてつだいをしました。
うちは、おじいちゃんと、おばあちゃんは、のりを作っています。
わたしは、のりをはかったり、はんこをおしたりします。
わたしは、まだいっぱい、いろんなしごとをします。
おじいちゃんとおばあちゃんが、海でのりをとって、きかいでどろどろののりが、いちまいのかみみたいになります。
わたしはそののりを、きかいがくるんでくれて、それで、かみの上に、はんこをおします。
わたしはおもいました。
きかいはふしぎだな、とおもいます。
うちののりは、すごくおいしいです。
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労働体験することにより、仕事の大切さを学びます。
あたりまえのように、物があふれる社会ですが、物は簡単に生まれるものではなく、各生産過程があり、それぞれ「仕事」があります。
そして、それぞれの仕事が、どれかひとつでもいいかげんなものであれば、良い商品は生まれません。
このようなことを、身をもって体験したからこそ、最後の一文が出てきたのでしょう。
いい体験をしましたね、Hさん。
12月9日に「親子学習会」があり、そこで私は、「いじめの授業」をしました。
その時に教材として、前述した絵本『わたしのいもうと』を使いました。
実話をもとにしたお話です。
内容については割愛しますが、「いじめることで、相手の生きる力をうばい、命を縮ませていくことになる」ということに気づかせたいと考えました。
何度読んでも悲しく、辛いお話です。
このように、家で話し合い、いじめについて考える機会になったことが、とてもありがたく思います。
親からの言葉は、私がかける言葉と比べ物にならないくらい説得力があり、子どもの心の奥深くに届きます。
『授業をしてよかった。」そう思いました。